前回の記事では、新しく買ったXP-Pen Artist 15.6 Proについて書きました。
そこでLinux用の公式ドライバでは傾き検知が動作しないと書いていたんですが2021/08/26に公開された公式のXP-Penドライバを入れてみたところ、ななななんと!傾き検知が動くようになっていました🤗
忙しくしている間に、なんてこった…!
準備していた公式のドライバを使わない設定方法の記事が無駄になっちゃったな。
まぁ良かった良かった。
ということで、今回はXP-Penの各ボタンの設定について見ていきたいと思います。
まだ使い勝手が良くわかっていないので、ボタンの割り当てはデフォルトからあまり変えていません。
ドライバをインストール
公式サイトからドライバをダウンロードします。
私はOSにFedoraを使っているのでFedoraの欄にあるドライバをダウンロードします。
rpmがダウンロードされるので、以下のコマンドでインストールします。
# rpm -ivh XP-PEN-pentablet-3.2.0.210824-1.x86_64.rpm
ペンの設定確認
ペンに付いているボタンはデフォルトの設定だと上が消しゴム、下が右クリックになっています。
上のボタンはクリックする度に消しゴムの状態とブラシの状態が入れ替わります。ボタンを押すと、どの状態になったかが画面の下に表示されるのでわかりやすいです。
もし消しゴムの状態で消しゴムが設定されていなかったら、ブラシ一覧から消しゴムを選んでおきましょう。
下のボタンは右クリックなので、kritaの標準の設定だとポップアップパレットが開きます。
エクスプレスキーの設定確認
液タブの左側に付いているエクスプレスキーを確認します。
各ボタンには、デフォルトで上の画像に示したように機能が割り当てられています。
ざっと見た感じだと、私の場合はALTとドライバの設定画面のボタンはあまり使わなそうです。
ALTの③のキーにはrを、ドライバの設定画面を開く⑦キーにはCtrlを新しく割り当てることにしました。
rキーを押しながらペンで画像をクリックすると、そこの着色されているレイヤーを選択できるのでよく使います。
また、ブラシを選択しているときにCtrlを押すとスポイトになるので、私はこれもよく利用しています。
さっそくドライバの設定画面を開いてボタンの割り当てを変更してみましょう。
画像の「エクスプレスキーの設定:」のところにある8つのプルダウンは、8つのエクスプレスキーに対応しています。今何が設定されているのか表示されるはずなんですが、文字の色が背景と同じになっていて真っ白になっています😅 わかりやすいようにエクスプレスキーのイラストに振った番号と対応するように番号を入れてみました。
それでは③のキーにrを設定します。
③のプルダウンを選択して「カスタマイズ」をクリックします。
「キーボードから入力」をチェックして、キーボードのrを押します。
「カスタマイズ名」の入力欄に“レイヤー選択”と入れました。(何故か日本語入力ができなかったので、別のところで書いたのをコピペした)文字の色が背景に近い色なので殆ど見えません😣ここで入れたカスタマイズ名は、ボタンを押したときに画面の下に表示されます。
「OK」ボタンを押して、戻ってきた画面のキツネのイラストの上にある「OK」ボタンを押して設定を保存します。③のキーを押してみると、rが入力されているのが確認できました。
⑦のキーも同じようにして設定します。
ホイールの設定確認
真ん中の赤の丸で表したホイールは、⑧のキーを押す度に機能が変わります。切り替わる機能は4つで、「ズーム」「スクロール」「ブラシサイズ」「回転」になります。自分で好きな機能を割り当てることもできますが、このまま使おうと思います。
私の場合は、krita側の設定でズームやブラシサイズ、回転のショートカットキーを変更して使っていたので、⑧のキーでの切り替えで正しく動かすためにデフォルトの設定に戻す必要がありました。うまく動かないときはショートカットの設定を確認してみましょう。
例えばズームのショートカットキーの場合を見てみます。下の画像のようにkritaの設定からショートカットを選んで、Defaultのラジオボタンをチェックします。これはズームインなのでズームアウトも同じように設定すると、ホイールを回して拡大縮小ができるようになります。
スクロールの機能はズームと同じ動作になっているようです。kritaでのショートカットの変更なども特にしていません。たまにきちんとスクロールするときもあって正直良くわからない。ブラウザなど他のアプリでのスクロールは正しく動いているので、このまま使うことにしました。
今後少しずつ使いやすいように変更していこうと思います。